バレー元全日本の成田(大懸)郁久美さんは長野で単身赴任中 夫は北海道で焼き鳥屋を経営
「北海道出身の夫も大学まで本格的にバレーをやっていて、私とは中学のときに全国中学生選抜で出会って、ずっと友だちでした。夫は私よりバレーが好きなほど。『好きなことで仕事にできるのはすごいこと』と応援してくれます。ほんと、感謝ですね」
■一緒に神戸に来てサポートに徹してくれた
03年秋に「久光製薬スプリングス」で現役復帰したときも、夫が背中を押してくれたのだという。
「『久光──』のチームの拠点が神戸だったので、そのときは夫が神戸に一緒に来て、私のサポートに徹してくれました」
それはスゴイ!
「2度目の選手生活は、それまで以上にバレーボールが面白くなりました。だから、結婚や出産をしても続けたい人は続けられるように、女子バレーボール界ももっとなっていってほしい。それには、女性は家のことを自分ひとりで完璧にやろうとしないことかな、と思います」
35歳で2度目の引退をした後、夫と一緒に北海道に戻り、今度は夫の夢だった焼き鳥屋を始めたというわけだ。