陸上1500m田中希実 記録から見る決勝への道…救済措置で準決勝進出、運を活かせるか?
それを知った田中は「(7日の)敗者復活って思ってたので、自分の中で凄く頑張ったからこういった運が巡ってきたんじゃないか」といった。
その運を次のレースで活かせるのか。
準決勝は各組上位6人が決勝へ進む。田中は昨年の世陸1500mは準決勝1組12着(4分6秒71)で敗退した。決勝へ進んだ12人のうち、最も遅い記録は田中と同組6着の4分2秒83だったが、超ハイレベルの2組は6着でも3分57秒85。2組の3着までは決勝の2着より速い時計だった。
田中はラスト1周のスピード勝負では分が悪い。この日のように先頭に立って自分でペースをつくり、6着までに粘りこむしかない。