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田尻一郎元ソフトバンクホークス広報

1967年、福岡県出身。86年ドラフト外で南海ホークスに入団。88年に引退し、98年まで打撃投手。その後は、一軍と二軍のマネジャー、広報などを歴任した。2023年オフに退団。一軍出場なし。

《小久保監督の巻#1》球団に異例の直談判…入団早々にチームのルールを変えさせた練習の虫

公開日: 更新日:

 今季からソフトバンクの指揮を執る小久保裕紀監督(52)。チームは4年ぶりのリーグ優勝、日本一に向けて首位を快走していますが、現役時代からリーダーシップに優れ、野球に取り組む姿勢は誰もが認めていました。

 そんな小久保監督を語るにあたって、外せないエピソードが「入団1年目でチームのルールを変えた」ことです。

 1993年に青学大からドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)に入団し、94年に初めて春季キャンプに参加していた時期です。

 当時、ホテルの夕食の時間は、遅くても20時前後まで。小久保はルーキーの時から練習量がずばぬけて多く、しかもあの頃は夜間練習が夜の19時からあった。

 練習が終わってホテルに戻り、シャワーを浴びたらすぐに夜間練習の時間です。食事を取る時間がなく、夜間練習が終わった頃にはもう食事会場は片づけられている。そこで小久保は「夜間練習後に夕食を食べられるようにしてくれませんか」と、球団に直談判。交渉の末、夕食は21時ごろまでとなった。

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