朗希獲得へメジャー30球団が名乗り 球速落ちても故障リスクあっても《500万ドル》で済むお買い得
佐々木は今オフ、ポスティングシステムを利用したメジャー挑戦がウワサされるが、球速が落ちたうえ、故障の可能性もある投手が米球団に評価されるのか。昨年までと違って、評価がガクンと下がることはないのか。
「ウチはもちろん、ほとんどすべての球団が取りにいきますよ。平均160キロのストレートを投げるポテンシャルがあるのは間違いないし、体力不足というが、まだまだ成長過程ですからね。何より25歳未満だけにマイナー契約しか結べないのはデカい。契約金や年俸などをひっくるめて使う金額は500万ドル(約7億2000万円)程度で済みますからね」(前出のスカウト)
ペナントレース最後の登板であろうこの日の楽天モバイルパーク宮城にはヤンキース、レイズ、ドジャースなど計10球団のスカウトやフロントが佐々木の視察に訪れた。地区優勝を決めたばかりのドジャースはフリードマン編成本部長が直々にネット裏から熱視線を送る熱の入れようだった。
「先制されてしまったんですけど、逆転してもらって、なんとかその点を守ることができてよかったです。今年は野手陣に助けてもらう試合が多かったので、すごく感謝していますし、リリーバーも勝った状態をキープしてくれてたくさん頑張ってもらって、そのおかげの10勝かなと思います。(CSは)3位からになると思うんですけど、日本シリーズに行って、日本一になれるように頑張ります」とは試合後の本人だ。