大谷翔平「3年連続MVP」に立ちはだかる身内最強ライバル…ベッツ遊撃コンバートでますます増す存在感
改めてドジャースの幹部から大谷翔平(30)のリアル二刀流復帰の先送りが示された。
ロバーツ監督に続いて、ド軍のゴームズGMは日本時間10日、テキサス州ダラスのウインターミーティング会場で取材に応じ、11月に脱臼した左肩手術を受けた大谷が投球プログラムを再開したと発表。来年3月のカブスとの日本開幕シリーズでの投手復帰に関しては「確かにレギュラーシーズン序盤は重要だが、シーズン終盤にピークを持っていくことが理想的だと考えている」とし、投手復帰のタイミングはポストシーズンに入る10月から逆算して見極めると明かした。
来季開幕当初は、今季同様、DH限定で起用されることになるが、リアル二刀流復帰が遅れれば遅れるほど、3年連続MVP獲得は難しくなりそうだ。
大谷、フリーマンとともにMVPトリオを形成したチームリーダーのベッツが来季、右翼から遊撃に配置転換されるからだ。
これは走攻守すべてでチームに貢献したいベッツたっての希望で、今季も死球による骨折で離脱するまでは二遊間の守備に就いた。本人の思惑どおり、走攻守三拍子揃ったパフォーマンスを発揮すれば守備の負担が大きい遊撃手だけに、MVPの記者投票で重視される選手の貢献度を示すWARは当然、高くなる。