著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

プロ15年目で悲願初V32歳の工藤遥加と、19歳の馬場咲希が崩した異なる「壁」

公開日: 更新日:

 舞台は違えど、2022年に全米女子アマを制した馬場咲希(19)のプロ入り後も順風満帆ではありません。

 馬場は176センチの長身から放つ270ヤード超のドライバーが最大の武器ですが、23年末の米女子ツアー最終予選会を通らず、昨季は環境が厳しい米下部ツアーで戦いました。そこで年間ポイントランク上位10人に入ってのレギュラーツアー昇格はならず(18位)、再び予選会を受けることに。最終日は当落線上の25位から出て、18番のバーディーで24位タイに滑り込みました。

 念願のツアー入りを果たしたルーキーの今季は序盤に注目しています。初戦となった竹田麗央が優勝した中国での試合は、初日3オーバー75位と出遅れながら、最終日に5連続バーディーで締めて通算3アンダー17位。先週のフォード選手権も60台のスコアを並べ、最終日は4日間でベストの66。通算18アンダーは首位に4打差の6位で13人出場した日本勢では最高位でした。最終日の強さは昨年の厳しい経験が生きている。こちらはつぼみが開きつつあります。


 DPワールドツアー(欧州ツアー)では、中島啓太が昨年優勝した大会で惜敗。それでも2週連続2位ですから立派なもの。久常涼、星野陸也が年間ポイントランク上位でPGAツアーに“昇格”したように、中島もそれを目指しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは