「青藍の峠」犬飼六岐著

公開日: 更新日:

 蘭学者・緒方洪庵の適塾に、長野村から弥吉という若者がやってきた。元塾生・吉井の紹介で入門するつもりだったのに、適塾が吉井に依頼したのは下男の後釜だという。

 洪庵は留守だったので、しかたなく下男としてとどまることに。実は弥吉は、攘夷派の吉井から洪庵の暗殺を命じられていた。洪庵が開国を進める幕府に加担するのではないかと思いこんでいたのだ。旅から戻った洪庵に初めて会ったとき、弥吉はその人物を見極めようとするが、その視線は洪庵の瞳にすうっと吸い込まれた。ある日、弥吉は洪庵の往診のお供をすることになったが……。

 時代の転換期に正義を模索する若者を描く時代小説。(集英社 2000円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場