「日本の神社100選」日本の神社研究会著
古事記や日本書紀にも数多く登場する神社は、現代と過去を結ぶタイムカプセルのような存在であるという。日本の歴史を知る上でぜひ、訪ねておきたい神社を案内してくれるカラーガイド。
神道の原初的な信仰は縄文時代に始まる。その代表は、人知を超えた自然物に神が宿るという自然信仰だ。まずはオオクニヌシを祭神とする出雲大社(おおやしろ)や、古事記で国譲りの場面に登場するタケミナカタを祭神とする長野の諏訪大社、さらに地上世界を統治するために高天原から降臨したとされるニニギを主祭神とする霧島神宮など、神話の時代に創建された神社を紹介。以下、ヤマト王権、倭の五王、飛鳥、奈良時代まで、時代ごとに紹介しながら日本の歴史をたどる。
(宝島社 1000円+税)