<92>煮るなり焼くなり好きにしてくれ
高峰は何も言わずに部屋を出たが、ホテルのロビーまで降りると、途端に不満を爆発させた。
「何で中途半端にしたんだ? これじゃ、せっかく見つけたのに何にもならないじゃないか」
「三澤はお前に任せる」
「ああ?」高峰が声を張り上げる。
「ちょっと……ここでは大…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,089文字/全文1,229文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】