西島秀俊「ダブルフェイス」が受賞 WOWOWドラマなぜ面白い?

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 今週22日、「東京ドラマアウォード2013」の単発ドラマ部門でグランプリを受賞した「ダブルフェイス」はTBSとWOWOWが共同制作した異色の作品だ。ストーリーはひとつだが、TBSはヤクザの幹部になり潜入捜査する刑事役の西島秀俊、WOWOWは闇組織のボスに育てられて、警察内部に潜む刑事役の香川照之の視点から描き、それぞれの局で放送した。ともに赤坂に本社を構えるご近所さんがタッグを組んだハードボイルドである。

 同作品でWOWOWのドラマを初めて視聴した人も少なくなかっただろうが、専門家の間では早くから良質なドラマを企画・制作する局として一目置かれている。08年から「連続ドラマW」の枠で制作を始めた。第1作の「パンドラ」はATP賞ドラマ部門で優秀賞を獲得。いまやこの枠の作品は名だたるテレビ賞の常連となっている。

 同社にとっても「ドラマWは契約加入動機の上位にランクインする」(宣伝担当者)というから大したもの。おカネを払ってでも見たいと思わせるドラマばかりなのだ。

 ドラマ批評家のこうたきてつや氏が言う。

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