インタビューで激白 小泉今日子が“痛烈”業界批判の波紋

公開日: 更新日:

■「もっと大人がちゃんとしろ」

 小泉の苦言はこれで終わらない。若い女性アイドルたちへ、芸能界の先輩としてどんな声を掛けるかと問われると、返す刀で「若い人たちに向かってよりも、若い人たちを動かしている大人たちに向かって説教したい」「若い子たちは頑張るしかないんだよ、頑張っているんだよ、人の人生を何だと思っているのよ」「もっと大人がちゃんとしろと言いたいな」とバッサリなのだ。

 今どき、ドラマの出演者が芸能プロの政治力や力関係で決まることは“子役”でも知っているが、業界の内側にいる人間からこうした声が上がるのはまれ。しかも、発言者が30年以上も最前線を生きてきたキョンキョンなのである。

「小泉自身は芸能界の最大手プロダクションに長年、所属していますが、若い頃は事務所の言うことを聞かずに勝手に髪を切ったりと型破りなアイドルだったのは間違いない。それでも、芸能界で仕事をする以上、守るべきルールを守りながら、確たる“自分”を貫いてきたという自負がある。だからこそ、キャスティングが政治力優先で決まる現状が腹立たしいのでしょう。実力と人気の裏づけがある小泉だからこそ言える至極まっとうな正論です」(芸能リポーター)

 小泉流の痛烈なメッセージは業界の“常識”を変える一刺しとなるのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に