世界卓球でも目立った「絶叫解説」がはびこる裏事情

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 終了から数日経ったが、「世界卓球2014東京大会」のミョ~な盛り上がりに違和感を持った視聴者は多かったろう。テレビ東京は連日ゴールデンで放送。熱戦だった女子の準決勝を11時台まで延長して完全生中継したのは見事だった。

 が、「卓球って日本でこんなに人気だったっけ?」と疑問を持つほど、客席は満員に近くていつも大盛り上がり。しかしこれには裏があり、卓球クラブの団体などにタダ券を配布したり、一定年齢以下は無料にするという策はとっていたようだ。

 かつてバレーボールを盛り上げようと、スペシャルサポーターに男性アイドルを起用し、そのファンが客席を埋めるという「本末転倒」な動員作戦をとった局もあったが、テレ東はそうしないだけまともな策といえるけど。

 さらに番組のスポンサーでは、JAやtotoなど、選手を出すCMが目立った。

 そのくらい力を入れ、石川佳純福原愛以上の、松平健太(マツケン)を羽生結弦的なスターに仕立て、卓球を人気コンテンツにしたいらしいが、放送内容には褒められない点もある。盛り上げるためなのか、解説が単なる応援になっていた。

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