仕事選ばず露出急増…遠藤憲一が第2の竹中直人になる日
出ずっぱりといえば、遠藤憲一(53)。個性派俳優というにふさわしい“目力”の持ち主だ。
現在放送中のTBS系の連ドラ「家族狩り」では準主役の刑事役で、ドラマ、映画、CMで見ない日はない。
「遠藤が本格的に注目されるようになったのは、テレ東の連ドラ『湯けむりスナイパー』で主演した09年前後、40代後半からと超遅咲きです。本人に言わせるとまだ咲いていないそうですが、売れない時代が長かったせいもあって、依頼があった仕事は基本的には断らないんだとか」(テレビ誌編集者)
気持ちは分かるが、露出過多では飽きられるのも早いんじゃないか。
「遠藤の5歳上の俳優、竹中直人も仕事を断らないことで有名で、かつては『すぐに飽きられる』なんていわれたもんですが、結局、出ずっぱりのままです。下積みが長いぶん、役者としての厚みと幅が違うので、そう簡単には飽きられない。それに遠藤の強みは、“強面”を逆手に取って笑いも取れること。情けない役、カッコ悪い役が逆に映えるんです。その点も竹中に似ているといえば似ていますね」(テレビ誌編集者=前出)
9年前に放送されたフジテレビのスペシャルドラマ「空中ブランコ」では、“ドス”はもちろんのこと、サンマまで怖い先端恐怖症のヤクザを好演。当時からコメディー俳優の片鱗も見せていたわけだ。もっとも、本人は強面がコンプレックスらしいが、まあ、ギャップは“モテ”の要素のひとつだろう。