報ステ「原発報道」を封印…テレビ朝日の自主規制と過剰反応
テレ朝がBPOに提出した報告書は23ページにわたる詳細なもので、わざわざ「厳しく裁いてください」と言わんばかり。今月10日、BPOはこの問題の「審議入り」を決めたが、テレ朝は、これをうまく外圧として利用し、「BPOの決定は重大」と今週、関係者に処分を出す見通しだ。
「原発に関する自主規制ムードはこれにとどまりません。古舘さんが今月18日に開いたトークイベントでも、テレ朝の意向で政治と原発問題が封印され、脚本まで書き直されました」(前出の関係者)
テレ朝の早河会長は、7月4日に吉田社長を伴って安倍首相と会食している。原発報道の封印は、政権への“スリ寄り”も背景にあるのか。
テレ朝広報部はこうコメントした。
「当社は事態を重く受け止め、BPOに経緯等を報告しました。社内処分については、今後厳正に対処してまいります。古舘氏のイベントと早河会長に関して、ご指摘のような事実はありません」
これまで通り、原発に厳格な報道が続けられるのか。今後の報ステを見ればハッキリするはずだ。