K―1王者ピーター・アーツの人生を変えたブルース・リー

公開日: 更新日:

「20世紀最強の暴君」といわれた元K─1グランプリチャンピオンのピーター・アーツ(44)。おので大木をなぎ倒すような切れ味抜群のハイキックで知られ、「オランダのきこり」の異名を持つ。14歳でキックボクシングを始めたキッカケはブルース・リーだった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 そりゃ、衝撃的だったよ。ものすごくね。オレの人生を変えた瞬間は間違いなく、ブルース・リーの映画を見た時。今から30年以上も前の12歳になるかならないかぐらいの時かな。「燃えよドラゴン」と「ドラゴンへの道」だった。
 身長が171センチしかないチビのブルース・リーが、2メートル近い見上げるばかりの大男を、立ち上がれないくらいにボッコボコにするってのがカッコよくてさ。おまけにキックもパンチも見えないくらい速い。思わず身を乗り出したもんさ。

 後で知ったけど、一般的なアクション映画って早送りしてスピード感を出すんだってね。でも彼の場合、全部、早送りなしの実写。何年か後に自分が本格的に試合をするようになって、さらに彼の格闘シーンの素晴らしさを理解できた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」