故ジョニー大倉さん 闘病末期の取材で語っていた“親子の絆”

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「そこにカットレモンを手で搾って入れる。それがロックンロールな飲み方だと思ってたんだよ」

■カラオケ十八番は「憧れのハワイ航路」

 息子ケンイチさんが成人すると、「飲みに行くぞ」と声を掛け、よく近所のスナックに飲みに行った。もちろん飲むのは眞露のウーロン割りにレモンを搾った「ロック割り」だ。

「オヤジとオフクロと3人でよく飲んだよね。スナックだからカラオケが置いてあって、オヤジがマイクを取った時には驚いたな。何歌うのかと思ったら、『憧れのハワイ航路』なんだよ(笑い)。でも、それがメチャうまかったから、お客さんが拍手喝采」(ケンイチ大倉さん)

「当たり前だろ、俺はプロだ」

 17歳でケンイチさんは俳優デビューしたが、父には反対されたという。

 しかし、ケンイチさんと、東日本大震災の被災地を回りライブ活動を続けるうちに、父子の溝が消えた。昨年、これまでの毛利ケンイチからケンイチ大倉と名乗り、父の後を継ぎロックンローラーとして活動している。12月には坂本つとむ、宝生リリカと3人のユニットで「1000本の薔薇~2014~」のリリースが決定。

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