元「ずうとるび」の江藤博利さん がんを2度克服していた

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■11年前に一念発起して劇団立ち上げ

 さて、「ずうとるび」は74年発売の3枚目のシングル「みかん色の恋」がヒット。翌年の紅白にも出場した。

「グループを結成して出した2枚のレコードはまるで売れませんでした。でも、その間、日テレの『笑点』のちびっ子大喜利が女性の間で徐々に評判になり、だったら3枚目を、という話が人気爆発につながった。当時、テレビ、ラジオのレギュラーが11本ですよ。寝るヒマもない、とはまさに当時のこと。今も信じられない思いがしますね」

 82年にグループは解散し、江藤さんはタレントに。

「バラエティーはもちろん、いろんな番組に顔を出し、リポーターをやったりしました。だけど、正直、徐々に先細りになった。それで20代後半の時、六本木のカラオケ店の店長に就き、17年間ほどやりました。11年前ですか、一念発起、自分で劇団を立ち上げたのは。舞台の構想を練り、ストーリーを考えるところからチケット売りまで、すべて自分ひとりでやらなきゃならない。すごく苦労する分、やりがいもあります」

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