オネエ界で独り勝ち マツコ人気は「イケメンブーム」の裏返し

公開日: 更新日:

 4月から民放各局で計6本のレギュラー番組が決まったマツコ・デラックス(42)。ゴールデンから深夜まで、さらにCMも含めれば、マツコをテレビで見ない日はほぼない。

 一時、「オネエ系タレント」がテレビ界を席巻。多種多様な人たちが番組ジャックしていたが、「増えればいずれ淘汰される」のはどんな業界も同じこと。オネエ界はマツコの独り勝ち状態になった。オネエ系は存在が個性の塊。そこに言葉やしぐさが加わることで強烈なインパクトを与える。マツコは特に際立っている。女装家にしてあの体形。なによりもマツコは弁が立つ。

「毒舌というが、的を射た意見をズバリと言い切るので好感度も高い」(番組スタッフ)

 しかも、政治に芸能、下ネタ。最近は「食べる姿も面白い」と、どんなジャンルでも独自の見解で話せて、見せる要素まである。見る者が共感を得るから視聴率も取る。結果、仕事が増える。「なんでこの人がこの番組に出ているの?」と首をひねる起用とは違う。

 マツコ人気は陰りの見え始めた「イケメンブーム」の裏返しのようにも見える。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方