“孤高のギタリスト”ソンコ・マージュさん ブレーク拒む理由
ここでまたまたユパンキの生い立ちや音楽性などが次々と。その間、ユパンキから手渡された「アルゼンチンでも国宝級」とのギターで2曲を生演奏だ。ソンコ・マージュさんは15歳からギターを教え、留学前、教室を開いていたとか。そういえば、玄関にほとんど消えかかった文字で「初歩より個人指導します」と書かれた看板があった。
「最盛期は50人くらいの生徒さんがいたかな。今はどうしてもボクじゃないとダメ、って4人だけ指導してるよ」
と、今度は五木寛之作詞、ソンコ・マージュ作曲「Elegy こころの道」を弾き語り。
「有名になる機会はあったと思うけど、音楽は心の栄養、貧しい人のために音楽を、って気持ちが強かったんだ。最近は年に数回、ライブをやってる。マイクを通さなくても大丈夫な、50人くらいの会場がいいな。声をかけてくれれば、どこへでも行くよ」
去年、夫人を乳がんで亡くし、50歳の息子と2人暮らしだ。
「あと3年くらい経ったら、今よりもうまくなってると思う。まだまだ発展途上、満足しちゃあ終わりだね」