実写映画大コケ続き 東映が大作「海難1890」で臨む“背水の陣”

公開日: 更新日:

 映画ジャーナリストの大高宏雄氏が言う。

「ここ数作品の東映の実写版はお世辞にも満足のいく結果とは言い難い。『海難――』は感動的な娯楽大作として日本人の心に響く物語であり、是が非でも成功させたいところ。同社にとって背水の陣といえるでしょう」

 この日の会見では、「『海難1890』を成功させる会」最高顧問だという安倍晋三首相からのビデオメッセージも流された。「トルコのエルドリアン大統領と交友がある安倍首相に東映側からアプローチした」(映画関係者)そうで、大きなスクリーンには、「この2つの出来事は現在の両国の信頼関係の礎です」などと意気揚々と話す首相の表情が……。

 安保法制問題で内閣支持率の下落が激しい中、“応援団長”が足を引っ張る事態にならなきゃいいケド。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動