田中圭の不倫疑惑にちょっと待った!「令和の価値観」で永野芽郁との騒動を見てみると…

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コクハク

田中圭は自らを犠牲にした?

【「残念プロフェッショナル」の流儀】

「週刊文春」のスクープで永野芽郁との不倫疑惑が報じられた妻子持ちの田中圭。

 恋愛コラムニストであり、恋愛カウンセラーとして不倫の相談も数多く受けているという堺屋大地さんは、この“文春砲”についてどういった見解なのでしょうか。

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  ◇  ◇  ◇

田中圭(俳優、40歳)

田中圭永野芽郁も不倫を否定している
 もっとも重要なのは、田中圭様も永野芽郁さんも、所属事務所を通して不倫を否定しているという点です。永野さんの自宅マンションに圭様が招かれたことは認めているものの、不貞行為、要するに肉体関係はなかったと主張しているわけです。

 当然ながら、その密室でなにが起こっていたかは、さすがの「週刊文春」でも報じられていません。

 しかしネットには、自宅マンションで過ごしていたという状況証拠だけで、関係があったと決めつけて圭様と永野さんを批判する声が溢れています。

 そんな風潮は非常に危険なのではないでしょうか?

男女が家に行く=行為という思い込み

 なにが危険なのか。

 圭様と永野さんに関係があったと考えている人々の思考の根底には、“男女が2人で自宅に入ったら性行為に同意したも同然”という旧態依然とした価値観が、こびりついているのでしょう。

 たしかに一昔前まではそのような価値観が浸透していたのは事実。ですがその価値観によって、同意したつもりもないのに強引に襲われてしまうという性暴力が多発。

 しかも被害者側が「そんなつもりはなかった」と訴えても、「一緒に部屋に入ることは性行為を了承したと思われても仕方ない」なんて具合に、周囲からはさも自己責任で非があるかのように責め立てられることもあったわけです。

アップデートされた「令和の常識」に反するのでは?

  ここで圭様と永野さんの話に戻しますが、双方とも不倫(肉体関係)は否定しているわけです。

 そしてアップデートされた令和の価値観から言えば、“男女が2人で自宅に入っても行為をするとは限らない”という考え方が常識のはず。例え手を繋いでいる写真が発見されても、です。

 つまり、関係があったと決めつけて論ずることは現代の常識に反しているし、これまでに密室で性暴力を受けた数多くの被害者の感情に寄り添えていないことに……。

  圭様と永野さんの不倫疑惑は、一見すると社会問題とは無関係に思えるかもしれません。が、実は一昔前までの価値観がこびりついていて、アップデートできていない人間をあぶり出す“リトマス試験紙”の役割を果たしていたのです!

古い男女の価値観に警鐘を鳴らすプロ

 そう、圭様の狙いはまさにココ。

 彼は“古い男女の価値観に警鐘を鳴らすプロフェッショナル”だったのです!

「一緒の部屋に入る=同意アリ」という旧時代の思考回路へのアンチテーゼとして、週刊誌記者に狙われているのを承知のうえで、永野さんの自宅マンションにのこのこと入って行ったに違いありません!

 圭様は自らの芸能人としての好感度や社会的地位が失墜するリスクを覚悟のうえで、本当にやましいことのないただの友人関係である永野さんに協力してもらって、一昔前の考え方に毒されている大衆に警鐘を鳴らしてくれたのです。

 なんて健気……、なんて尊い……、なんて聖人……。

 これで関係があったと決めつけてしまっていた世の人々は、あやまちに気付けたはず。

 ありがとう、圭様! 僕たち、私たちはあなたの犠牲を無駄にはしません!

(堺屋大地/コラムニスト・ライター・カウンセラー)

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