宝塚出身プロボウラーの大谷茂子さんは尼崎でスナック経営
60年代末から70年代初めにかけ、爆発的なボウリングブームに日本中が沸いた。テレビのボウリング中継では中山律子、須田開代子などが人気タレント以上に注目されたものだ。本日登場の大谷茂子さん(75)は加茂すみれの名前で宝塚歌劇団で活躍し、美人プロボウラーとして一世を風靡。姉が元宝塚女優の加茂さくら(78)であることも話題になった。今どうしているのか。
兵庫県尼崎市。阪急塚口駅北口から5分ほど歩くと、「喫茶 加茂さくらの店 スナック 大谷茂子の店 路」なる看板が見えてきた。
「今は夜のスナックだけの営業なのよ。姉は近所にある自分の家で、10人ほどの生徒さんがいる声楽教室をやってるわ」
店は約20坪。カウンター8席にボックス席が25席。入り口左にカラオケ用のミニステージがある。
「オープンしたのは77年の10月29日。それまでの3年間は名古屋市千種区の『ブラウンズウィック名古屋』ってアメリカのボウリングメーカー直営のボウリング場でレッスンプロ兼ラウンジのママをしてたんだけど、母が自宅で喫茶店を開くことになって、じゃあ、夜、ワタシがスナックをやるわってわけで戻ってきたの」