歌手の叶純子さん 今は飲み放題3000円のスナックママに

公開日: 更新日:

「オープンしたのは去年の5月。歌の仕事がヒマな時、美容院や居酒屋でアルバイトしてたから、接客は慣れっこなの。お客さまはまれに40代の方。ほとんどは50代から上の地元のお客さまで、あとはファンの方に支えられてます」

 19時から25時まで。基本は飲み放題歌い放題で税込み3000円だ。

「何時間いらっしゃってもかまわない。太っ腹でしょ、ハハハ。女の子を使ってないし、お料理も手作りで徹底的に節約してる。それでやっていけるのよ。イベント的には毎月、20日以降の1日、『囲む会』と称するライブを開いてて、そこでは衣装も本番並みにして最低20曲は歌っちゃう。もちろん、お客さまと一緒にね」

 さて、出身地の山口で美容師見習いをしていた叶さんは、黒木憲の大ヒット曲「霧にむせぶ夜」を作曲した鈴木淳さんにスカウトされ、79年に上京。80年、黒木憲と「粋な夜」を歌ってデビューした。

「その前、山口で黒木さんのショーがあって、ひとりのファンとして見てたの。まさかそんな大スターとデュエットすることになるなんて、夢にも思わなかったわ。黒木さんとはキャンペーンで全国のレコード店を回り、1日1000枚売ったこともあった。楽しい思い出よ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド