メリー副社長激白の波紋 SMAP反逆の4人を待つ“飼い殺し”

公開日: 更新日:

■年末年始も揺れ動いていた4人の気持ち

 プライドで生きていた中居にとっては死刑宣告のようなものだが、ただ、騒動がこのまま収束するとはとても思えない。21日発売の週刊新潮が今回のSMAP解散騒動の一方の当事者であるジャニーズ事務所・メリー喜多川副社長(84)の独占インタビューを掲載。すでにその一部はネット上にもアップされているが、100分にも及んだというその内容は、騒動の裏側と中居らの移籍先への言及、工藤静香との関係、事務所の後継者問題など、さらなる波紋と臆測を呼ぶ結果になっているからだ。

 記事によれば、中居ら4人はジャニーズから独立後、一度はタモリ堺雅人夏目三久などが所属する大手芸能プロ「田辺エージェンシー」に所属することで話がまとまったという。それが、メリー氏によると「昨年末、12月27日だったと思いますが、私の友人からの伝言で、田邊さん(昭知・田辺エージェンシー社長)が、私に『4人を元に戻してくれないか』と言ってらっしゃるのを知りました」。そしてメリー氏は芸能界の実力者である田邊氏たっての要望を受け入れたそうだが、「それなのに、誰も挨拶に来なかった。これははっきりとさせておきます」と、中居らが謝罪に訪れなかったことで今回の事態に発展したと暴露したのである。中居らが直接謝罪に赴いたのは会見前日の17日夜。つまり、メリー氏の言葉の裏を返せば、中居らは年末年始の間もジャニーズを出るべきか、戻るべきか直前まで揺れ動いていたことがわかる。

 次第に明らかになる騒動の裏側。なぜ、田辺エージェンシーが動いたのかを含めて“解散”の火種は熱いままくすぶり続けている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ