あざとく視聴率稼ぎ SMAP“公開処刑”垂れ流すフジの悪ノリ

公開日: 更新日:

 目に余るハシャギっぷりである。独立騒動に端を発し、解散危機の渦中にあるSMAPが18日放送の「SMAP×SMAP」(22時15分~、フジテレビ系)にメンバー5人で出演して謝罪した件だ。

 数あるSMAPのレギュラー番組の中でも全員揃って出演している唯一の全国ネットのレギュラー番組とあって、釈明の場に“スマスマ”を選ぶのは一理あるといえるが、それにしたって、フジのあざといこと。

 自局のニュース番組を使って本番前に打った大々的な告知のおかげもあって、番組の平均視聴率は31.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)をマーク。前週の放送回(10.2%)より3倍増の視聴率を稼ぎ出したのだから笑いが止まらないだろう。しかも瞬間最高視聴率に至っては、W杯中継かと見まがう37.2%という近年まれにみる数字。

 そんな“お宝映像”をフルに使わない手はないという判断なのだろうが、スマスマ放送後の報道番組「あしたのニュース」でトップニュースで取り上げたのを皮切りに、翌朝の「めざましアクア」でも5人の2分43秒の“公開処刑”シーンを流しまくり。続く「めざましテレビ」でもトップで取り上げ、2時間半の放送時間内に少なくとも10回以上、スマスマの映像をリサイクルしていた。その後も、午前帯の「とくダネ!」「ノンストップ!」「FNNスピーク」、午後帯の「直撃LIVEグッディ」「みんなのニュース」でも映像を垂れ流し。5人がスタジオ入りする様子を収めた〈未公開シーン〉まで公開するなど、キムタク以外の4人にとっては屈辱的な仕打ちだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり