佐野稔さん “パンツ一丁”で冬の海にダイブした無鉄砲時代
でも、僕らは「あれ、なんか上で騒いでる」「どこから上がろうか」なんて言いながら、5分ぐらい泳いだ後、自力で海から上がったんですけど、上がったらいきなり、怒った後輩に殴られちゃった。「心配したんですよ!」って。まあ、確かにいけなかったよねぇ。
■千鳥ケ淵では羽交い絞めされて……
その翌年の4月にはこんなことがありました。例年、5月のGWに発表している新作のショーのために、連日みんなで品川プリンスホテルのスケート場で夜中12時とか1時まで、リハーサルしていたんです。練習後はいつも、ホテルの「24」っていう朝までやっているレストランで飲むのが恒例でした。
その日も「今日はどうだった」とか話し合いながら飲んでいたら、いつの間にか朝に。それでボクがまた「そうだ、花見に行こう!」と言い出し、店にあった缶ビールを全部出してもらい、10人ぐらいでタクシーで千鳥ケ淵まで移動。着いたら、缶ビールを勢いよくプシュ~ッと開けて、みんなでかけあって遊んで。ボクが水のほうに寄っていくと、後輩が後ろから羽交い締めし、「今日は飛び込まないでください!」って(笑い)。