世代交代進まず 指原“史上初連覇”でAKB48が迎えた正念場

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 全体としてマンネリ感が漂い始めているのは否めないところだろう。作家でアイドル評論家の中森明夫氏はこう言う。

「指原を脅かす存在が見当たらない現状は面白くありません。プロレス用語でいう“アングル”だと、ヒールの指原VS正統派の渡辺麻友という構図が生まれるのですが、指原(24万3011票)とまゆゆ(17万5613票)の得票差を見たら来年の総選挙までの1年で逆転は難しいし、新たなドラマが生まれにくいのは確かです。指原は連覇を達成したのだからベストジーニストのように総選挙からの勇退を検討してもいいかもしれません。もちろん、HKTやNGTのメンバーの躍進など見るべきところはありましたが、峯岸みなみも今回限りで不出馬を宣言し、とうとう1期生がいなくなった今、世代交代を含めてAKBグループは生まれ変わらなければいけない正念場を迎えている。次へのモチベーションを獲得するためにも大きな転換点をどう乗り切るかです」

 時代を切り裂くスターの誕生が待たれる。

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