実家が酒屋の島田珠代 お酒は「仕事のプラスになる液体」
もともとお酒は全然興味がなくて、飲みたいと思ってなかった。実家が酒屋で、お父さんが酒好きで、仕事が終わったら、店の倉庫で飲んでばかりいたんです。母親に「もうご飯やから早くお父さん呼んできて!」なんて言われて呼びに行くと、お父さんは「チュ~チュ~」なんてネズミの鳴きマネしたりして。あんまり楽しい印象がなかった。
■酒の席で先輩たちと“飲みにケーション”
それなのに飲むようになったのは新喜劇に入ったのがきっかけ。ワタシは17歳でピン芸人として吉本に入って、20歳で新喜劇に入ったんですけど、当時、新喜劇のメンバーは少人数で、みんないつも一緒にいて、雰囲気がすごくアットホームやった。末成由美姉さんがお母さん、未知やすえ姉さんや浅香あき恵姉さんがお姉ちゃん、お父さんが池乃めだかさん、親戚のおっちゃんが島田一の介さんとか井上竜夫とかって感じで。
で、みんな飲んべえ。ワタシ、こう見えて結構人見知りやったんで、仲良くなってかわいがってもらいたい、舞台でいらってもらいたい、そのためにはお酒を飲んでコミュニケーションをとらんと、と思って必死で飲むようにしたんです。