引退から13年…美人レスラー納見佳容さんは女優業に意欲
「最初はアイドルって言われるのがすごく嫌だったんです。だって強くなりたくてプロレスを始めたので。でも全女を離れて客観的に女子プロレスを見てたら、キャラを生かすためには、それもアリかなって思えるようになったんです」
それからはラフファイトもいとわぬハードな試合で大ブレーク。1年後輩の脇澤美穂との「ミホカヨ」コンビで全日本タッグ王者を3回、全日本シングル王者を3回取り、実力派としても認知された。
その一方、フジテレビのプロレス番組「格闘女神ATHENA」の企画で、「ミホカヨ」に加え全女所属の若手レスラー・高橋奈苗、中西百重らと、つんく♂プロデュースによるアイドルユニット「キッスの世界」を結成。00年3月に「バクバクKiss」でCDデビューした。
「『キッスの世界』は01年に(脇澤)美穂が脱退し、代わりに(西尾)美香が加入して04年まで続きました。リングに上がるたびに色とりどりの紙テープが宙を舞って。今も忘れられません」
だが、全女は次第に観客数が低迷し、給料遅配が日常茶飯事に。そのため04年4月、後楽園ホールでの前川久美子戦を最後に引退した。