桑田佳祐が即興指導 高樹澪が振り返る“歌手デビュー”秘話

公開日: 更新日:

「ダンスはうまく踊れない」で80万枚超の大ヒットを放った女優の高樹澪さん(57)。デビューしたのは1981年公開の映画「モーニング・ムーンは粗雑に」だが、この作品が歌手への扉も開けてくれた。

  ◇  ◇  ◇

「こんなふうに歌ってくれないかな」

 1980年12月9日、代官山のリハーサルスタジオ。愛用のギターを爪弾きながら、こうおっしゃったのは桑田佳祐さん(60)でした。

 この日、私は81年6月公開の映画「モーニング・ムーンは粗雑に」の打ち合わせで、製作のアミューズさんの事務所へ。そして、それほど離れていないそのスタジオに桑田さんが来ていらっしゃると聞いてご挨拶にうかがいました。桑田さんは「モーニング――」の音楽監督で主題歌「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」他、挿入歌を担当されていて、私は歌手を目指す主人公の女子大生を演じることになっていたからです。

 ただ、私はその日まで歌唱は全然ダメ。事前のテストではアミューズの大里社長(洋吉=現会長)を唖然とさせる惨憺たるありさまで、「歌の部分はダミーにしよう」という案まで出たくらい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」