著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ASKAと清水富美加に違和感 一連の騒動は“本の宣伝”なのか

公開日: 更新日:

 逆にメディアから仕掛けて大衆の関心を呼ぶ方法もあった。今やママさん女優として活躍するAの無名グラドル時代。セミヌード写真集出版に当たり、奇策に出た。まだヘアヌード解禁前。水着の股間から毛がはみ出したように見える写真があった。「毛がはみ出ている」とメディアに仕掛け、大衆の関心へと移行した。男性諸氏の間では「毛」論争になり、写真集は売り上げを伸ばしたそうだ。後に聞かされた話では「印刷のミスで毛に見えただけです(笑い)」のオチだった。

 仕掛けと大衆の間を取り持つのがメディアだが、清水とASKAの出版に関してはメディアの間では違和感が持たれている。清水本人の問題から事務所対教団の対立軸に代わり、さらに教団から出版の構図が見えるや、「本の宣伝になるだけ」とワイドショーは今週になるといっせいに報じなくなった。違和感より不信感に近い。ASKAに関しても、尿検査で「お茶を入れた」という話に対して、世間の反応は冷ややか。ASKAに関心は薄れている証明ともいう。今後、よほどの動きがない限り、2人の話が報道されることはなくなるだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末