自分を冷静に客観視 指原莉乃が秘める“偉大なるMC”の条件
そういう押しの強さも含めて、彼女は「セルフプロデュース能力」が高い、というのが毛利プロデューサーの評価でした。それは、ブログでも発揮されました。「指原クオリティー」という、タイトルもさることながら、その文章に光るものがあって、秋元康さんが「これからは指原を推すから」とスタッフに言ったそうです。それを聞いた周りのスタッフは、「冗談だろう」と半信半疑だったそうですが、その後の活躍は皆さんも知っての通りです。多少のスキャンダルをものともしない、しなやかでしたたかなのが指原さんなのではないでしょうか?
僕自身も新しい番組のMCの候補には、いつのまにか彼女の名前を挙げることが多くなっていました。
他にも周りを振り回しつつ、自分のペースに巻き込むのが上手です。観察力にも優れているので、人の懐に入るのがうまい。彼女の「逆転力」という著書に、「偉いおじさんとのコミュニケーションの仕方」が書かれています。
そこには2種類の人がいて「すごく偉い人」と「ちょっと偉い人」によって対応を分けているそうです。一見したたかに見えるその対応は本人のセルフプロデュース力のなせる業かと思います。24歳にしてそれを身に付けている指原さん。セルフプロデュースを超えてAKBグループのなかでも偉大なMCへの道を着実に歩んでいるように思います。