雨宮塔子 局アナ時代はバラエティーで帰国後は“報道の顔”
“上手な女子アナの生き方”を実現して10冊以上の著作がある。ほとんどが「パリ」の文字が入るタイトルで、パリ依存の執筆ぶりである。
雨宮が再び日本で活躍するのは15年に離婚が成立してから。翌年には古巣TBSの看板番組「NEWS23」のメインキャスターに抜擢された。視聴率不振だったことが雨宮には幸運だった。それにしても、離婚から1年で日本の現場復帰とは動きが早い!
現在、雨宮はパリ移住から17年も経過したのにずっと日本で報道に出続けていたかのようにニュースを読んでいる。まだ40代で、美貌はあまり変わらず。20年前に雨宮を見ていた若者は、中年になった雨宮をすんなり受け入れているようだ。
局アナ時代は主にバラエティー、外国暮らしを経て“報道の顔”に就いた。ドメスティックさも“帰国子女”としての存在も兼ね備えた、稀有な女子アナといっていいだろう。
(作家・松野大介)