元TBSの渡辺真理はライバル番組2つに出た唯一の女子アナ
かつて、“報道のTBS”と呼ばれ、民放でもっとも堅いイメージのある局で、渡辺真理(50)は女子アナのアイドル路線とは一線を画す「知的美人」キャラで活躍した。
1987年入社の長峰由紀や89年入社の福島弓子の後輩として、“スーツが似合うショートカットの美形アナ”渡辺が入社したのは90年。横浜の出身で3代続く浜っ子。山手で学生時代を送ったのが品の良さの理由か。
国際基督教大学卒後に入社。「モーニングEye」「筑紫哲也 NEWS23」のキャスターの他に、バラエティーの経験も豊富。
その後、98年に退社してフリーに。「ニュースステーション」(テレビ朝日系)では、スタートからキャスターを務めた小宮悦子から98年に引き継いだが、直前の放送で久米宏(73)が「次の人が不安で」とかポロッと言った記憶がある。TBSの大先輩・久米宏から愛情の裏返し(トチった場合の前フォロー?)だったのか。コンビを組んだ当初、久米はあまり渡辺に話を振らなかった印象だが……。
しかし、息が合ってくると、独り善がりな久米の発言の後に、渡辺が「どうもすみません」とさりげなくカメラに謝るようなコンビネーションが随所に見られた。