主演作続きも…木村拓哉が苦しむキムタクという自縄自縛

公開日: 更新日:

ドラマにしろ、映画にしろ、監督やプロデューサー的立場に興味はないかと聞かれた木村さんが『プレーヤーという立場が好き』とコメントしたことがあります。与えられた作品、役柄のなかで、自分なりの表現を追求していく。彼はもともと世間の目がどうあれ、自分は自分のやるべきことをやっていくという信念の人で、SMAP解散後、もう一度そんな原点に戻ろうとしているのではないでしょうか。なんだかんだ言って、彼は90年代からの芸能界を代表するスターなんだと思います。裕次郎さんの時代から、映画の銀幕は最もスターが輝く場所ですから、周りもそうやって木村さんのスター性を発信していこうとしているように見えます」

 独立騒動での孤立、SMAP分裂の引き金となったイメージは今も引きずるが、太田氏の見方はこうだ。

「最終的に中居正広さんも事務所残留となりましたが、もしメンバーのなかでひとりだけ事務所にとどまると決めれば、いろんな批判を浴びることも予想がついていたと思います。ただ、世間と自身とのイメージの乖離は、木村さんにとってはずっと感じてきたもの。キムタクが社会現象にもなった90年代に『キムタクって、どうやら公共物らしい』と書くなど、独特の表現でその戸惑いや苛立ちを見せてきました。SMAP解散という大きな変化があり、批判も浴びた今、オレはオレという肝の据わり方が強くなっているようにも感じますね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった