NHKポップに変えた 初のアイドルアナ“クボジュン”の功績
若者から中高年にも人気があり、局のキャンペーンに重宝がられた印象がある。ちなみに、メジャーリーグのホワイトソックスを「ホワイトセックス」と言ったという話があるが、帰国子女ならありそうな間違いで大目に見たいところ。
04年にフリーになってからは「ブロードキャスター」(TBS系)のMCを務めながらバラエティーにも進出。宅配便をはじめ多くのCMにも起用された点でフリーアナの先駆けかもしれない。
2児を出産、11年には夫の米国転勤にともない番組を降板し、帰国後の13年に復帰。子供好きで以前から子供番組もやっていて、古巣の「ハートネットTV」(Eテレ)に出演する時は、悩みを抱える若者や弱者に寄り添うMCがいい。NHK出身らしく、ソフトで中身が濃く丁寧な進行ぶりは好感が持てる。
NHKの女子アナのイメージをポップに変えたのは同局初のアイドルアナ“クボジュン”の功績に違いない。
(作家・松野大介)