たばこマジックの第一人者 ブラック嶋田さんが語る“逆風”

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「物おじしない性格と話し好きで売り上げは常にトップクラス。で、お客さまの接待の席やバス旅行を盛り上げようと始めたのがマジックだったの」

 これがウケにウケ、気を良くした嶋田さんは、メーカー主催のマジック教室へ。

「ステージでの身のこなし、ステッキの持ち方、さばき方、目の配り方を身につけるため、ダンス教室にも通いましたよ」

 努力の甲斐あって、売り上げは急増。ついに部長に昇進した。その一方で、26歳で結婚した4歳下の妻・征子さんをアシスタントに、キャバレーのフロアショーに出演して腕を磨き、1978年に自宅そばにマジックパブ「シルクハット」を開店した。

「10坪ほどの小さい店でしたけど、鳩は飛ばす、空中浮遊をする、ハンカチや指から火を噴く、って本格派。連日押すな押すなの大盛況で、寝る間もないくらい大忙しでした。それで80年、39歳の時に脱サラして、マジック一本にしたんです」

 83年、日本テレビのオーディション番組「お笑いスター誕生」で金賞を受賞。ライバルは、コロッケ、マギー司郎、ウッチャンナンチャンらで、名前は全国区になった。

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