CMオファー殺到へ…カー娘に広告業界が注目する5つの理由

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 単独出演のCMも含めると、なでしこジャパンは最盛期のCM契約数が10本だった。カーリング女子はこれを超える可能性がある。

「スピードスケートなど一瞬で終わってしまう競技と違い、カーリングは試合時間が長く、顔のアップがテレビに映る時間も長かった。平昌大会で一気に認知度が高まったし、加えて美形ぞろいだから、CM価値は絶大です。老若男女から支持される明るく前向きなイメージは、食品や飲料メーカー、アパレル、家電、健康関連商品など幅広いスポンサーがつきそうです」(ロータス投資研究所代表の中西文行氏)

 JOCのシンボルアスリートになっていない点も使い勝手がいいという。シンボルアスリートになると、JOCが肖像権を管理し、協賛企業のCMに優先的に出演できるようになるが、競合他社のCMには出られないなどの縛りが生じる。

 平昌のメダリストでは、スピードスケートの小平奈緒、高木菜那・美帆姉妹、フィギュアスケート宇野昌磨はJOCのシンボルアスリートだ。

「シンボルアスリートになっていない羽生結弦のCM出演料は7000万~8000万円、高梨沙羅は1000万円程度といわれます。カーリング娘は1000万~2000万円くらいでしょう」(前出の広告代理店関係者)

 1本2000万円として、契約件数がなでしこジャパン並みになれば、ざっと2億円。冬季五輪が終わっても、テレビで彼女たちの笑顔が見られそうだ。

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