下馬評覆しドラマ快調も…大化けイケメン山崎賢人の課題
山崎賢人が初の医師役に挑戦する「グッド・ドクター」の下馬評は最悪だった。そもそもフジテレビの「木10」ドラマは低迷が続き、“爆死枠”とまでいわれる。なにしろ、15年1月期の真木よう子主演「問題のあるレストラン」以降、前作の「モンテ・クリスト伯」まで、視聴率10%割れが続いている。おまけに、自閉症スペクトラム障害でコミュニケーション能力に問題があり、サヴァン症候群の小児科医という難役を演じる山崎は、「棒演技」やら「2・5次元演技」と揶揄されるほどの人気先行俳優。5年前に韓国で大人気となった同名人気ドラマのリメークだけに、韓国版と比較され、酷評されると予想されてさえいた。
ところが始まってみると、初回視聴率はなんと11.5%。1月期に主演したドラマ「トドメの接吻」(日本テレビ系)は全話平均視聴率6.9%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨敗、話題の主演映画「羊と鋼の森」も大コケだった山崎が、辛くも「結果を出せない人気先行俳優」の汚名を返上した。しかも、課題の演技についても「引き込まれた」「リアリティーが凄い」など評価が急上昇している。いったい何が山崎を変えたのか。