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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「SUITS」と「コールドケース2」リメークのこの差はなぜだ

公開日: 更新日:

■“いいスーツ”が3万~4万円では

 だが、それにしてはショボい。

 タイトルにもなるほど重要なスーツにまつわる場面。織田が「いいスーツを買え!」と中島にポケットマネーを渡すシーンがあったが、見たところ、渡した金は3万~4万円、それじゃあ“吊るし”しか買えないよという感じ。衣装代なんかケチるなら米ドラマをリメークしようなどという大それたことを、やんなきゃいいのに。

 先日、「めざましテレビ」に出演した織田がこんなことも語っていた。

「日本でやるっていうと正直な話、町工場パワーなんで。パワーが全然違うんで、その差は意地で埋めるしかない……東京が舞台なんですよ。キラキラとした東京を撮りたいんですよ」と。

「東京ラブストーリー」じゃないんだからキラキラした東京はとくに必要ないかと思うが。逆に全部セットでやったるよという町工場の意地もないのだろうか。

「下町ロケット」の阿部寛の爪の垢でも煎じて飲みなさい!

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