土砂投入もまだ阻止できる 辺野古移設は死守してほしい
年の瀬になんという事態だ。言語道断とはこれだ。沖縄の辺野古移設は絶対反対だという新しい知事が選ばれたばかりだったのに、沖縄県民の民意などあろうがなかろうが初めから無視し、とうとう先日、アベ政府は辺野古に土砂を投入しやがった。
県民の多くはやるせないだろうが、本土の国民の怒りの声はロクに聞こえてこないままだ。安保条約のため、防衛を担う米軍のため、アベ首相と日本政府は沖縄の思いを切って捨てたのだ。もし、これが70年安保闘争の時代だったなら、沖縄で「コザ暴動」ならぬ「ヘノコ暴動」が起こって、米軍の車両や施設の焼き打ちだけでなくて、日本政府や防衛省の施設などに殴り込みデモがあったかもしれないぞ。
オレもコザ(現沖縄市)の暴動当時は、アメリカや政府のよろず揉めごとには何でも絡んでいきたくなる、“夢多き”というか“血の気が多い”だけというか“あらゆる反乱に異議なし”の青春真っ盛りの高校3年生だったし、まさに暴動の起きた年末は、学校なんか無視して、何としても沖縄に行ってみたかった。当時はまだ返還前でアメリカ領だったため、パスポートが必要で簡単には「島」に渡れなかったが。