香取慎吾に救いの手 公取委注意で分かった萩本欽一の偉大さ

公開日: 更新日:

 81年、「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(フジテレビ系)から生まれた「イモ欽トリオ」のデビューシングル「ハイスクールララバイ」はミリオンセラーを記録。番組発のユニットを作ってヒット曲を生み出すというスタイルを発明した。

 83年頃には「欽ドン!」「欽どこ」「週刊欽曜日」という1週間の冠番組の合計から“視聴率100%男”の異名を取り、改編期や年末には局をまたいで3つの番組が集結する欽ちゃん特番が持ち回りで放送されていた。これらの番組では素人同然の若手を起用し、成長していく過程を見せた。

 現在のテレビ界でも使われるさまざまな手法を編み出した“ミスター・テレビジョン”の意向だからこそ、「仮装大賞」の香取慎吾司会が継続したと考えても違和感はない。

■香取慎吾に惚れ込んだ萩本欽一

 なぜ、萩本は香取に「『仮装』をあげたい」というほど惚れ込んでいたのか。

 1994年10月開始の「よ!大将みっけ」(フジテレビ系)でレギュラーに抜擢した頃、当時54歳の萩本は17歳の香取をこう評していた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド