著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

アマゾン創始者の慰謝料4兆円 世界中で格差が広がっている

公開日: 更新日:

 さらに仰天したのは、アマゾンの創始者で世界一の金持ちだと威張りくさっているベゾスという男が離婚し、時価4兆円の自社株で慰謝料を払ったことだ。元妻はそのまま株主でいるとか、知ったことじゃないが、ベゾス自身は残り12兆円分の株を保有してるというおとぎの国の話に呆れ返った。本のネット販売配送から始めたあの海亀のような男のそんなアホらしい話を聞くと、こっちは働く意欲がうせてしまいそうだった。

 この夏、若い仲間が扇風機を買いに駅前の電器店に行き、この1万円の型でいいかと決め、スマホでアマゾンの販売サイトで同型を調べたら、1000円安いので、家に帰ってアマゾンで買ったまではいいが、最近、その電器店が閉店したのを知って罪悪感に駆られたという。そんな買い比べが出来るのがネットだ。あまたの庶民が利用し、日本中の庶民のための小売店が今日もシャッターを下ろすのだ。その小売店主は、4兆円の慰謝料を払うあの亀顔の男をどう思うかな……。世界中で格差が広がっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”