矢沢永吉が人生初公演中止も…ステージで“止まらない”理由
■「ステージでは飛ばさなきゃだめ」
「結構ね、あちこち(体にガタが)きますからね。でも、あちこちきていますと言ってる場合じゃない。それはそれで家でやればいいことで。ステージ立ってる2時間は、お客さん、矢沢が68だ70だで見てないから。『永ちゃん、飛ばしてよね』『飛ばしてくれるよね』って見てるからね。飛ばさなきゃだめ。自分が望んだ道です。欲しくて欲しくてしょうがなかった道ですからね。止めたらダメなんですよ、僕はね」
新作のタイトルにからめ、引退についてもコメントした。
「いつなんだろう、いつ、もういいか、もう無理だなとか、思うんだろう。喉なのか腰なのか足なのか、いろんなところを老いてみて、もうそろそろ、いいねって日が絶対来ると思う。それまでってことを思ったら、このタイトルになったんです」
やがて必ず来る「その日」がそう遠くないことを、矢沢は改めて感じているのかもしれない。