「コタキ兄弟」主演の古舘寛治 演技はリアルか“大根”か?

公開日: 更新日:

「古舘さんと滝藤さんが『2人で何か一緒にやろう』と2、3年前から企画を温めてきたそうで、古舘さんの気合の入れようはハンパない。20代の頃にニューヨークで演技を学んだ古舘さんは、徹底してリアリティーにこだわるタイプ。『コタキ兄弟』の独特のセリフの“間”も、全て計算されたものだそうです」(テレビ誌ライター)

 古舘本人は、写真週刊誌「FLASH」(2月25日号)のインタビュー記事で、〈フィクションの中で、その人間が実際に生きているように見える。それが、僕が目指している演技なんです〉と話していた。

 徹底してリアリティーにこだわる演技法は「古舘メソッド」と呼ばれるらしいが、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「リアルというより、個性が際立っていますよね」と、こう続ける。

「確かに『コタキ兄弟』に出てくる古舘さんの風貌は、そこら辺にいそうな“ひなびたオジサン”ですが、声質も動きも個性的で、現実にはいそうもない。正直、独特のセリフの間もリアリティーは感じません。古舘さんの演技は、視聴者にはうまいのか下手なのか判断がつかないはず。だからこそ強く印象に残るし、自分流の演技を貫いてきたからこそ、バイプレーヤーの地位も確立できたわけです。古舘さんの真骨頂は、リアリティーの向こう側にある」

 いずれにせよ「古舘メソッド」うんぬんは“内輪ネタ”。視聴者にとってみれば、面白ければそれでいい。「4・37点」という数字が、全てを物語っているだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末