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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

歯車が狂ったミルクボーイが再び漫才熱を取り戻すまで

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 そんな中、駒場ひとりで韓国ロケに行った際、何もできずに泣いた。コンビ2人だったら戦えてたはずだと思った。その時、駒場は内海に「そろそろ、ちゃんと漫才やろ」と告げるのだ。内海は興奮して後輩のななまがり・初瀬に電話をした。

「四六歩(初瀬)、事件や! あのころの五衛門(駒場)が戻ってきたぞ!!」(宝島社「steady.」20年3月号)

 ここぞという時、彼らは落研時代の高座名で呼ぶ。漫才師として半ば死んでいた2人はギャンブルや遊びを封印し、ストイックに漫才に取り組んでよみがえった。悪夢のような生活から脱し、夢の舞台を手に入れたのだ。

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