親子3世代に笑いを届け続け 志村けんのギャグは永久に不滅

公開日: 更新日:

 そしてライフワークとなっていた「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ)では、チンパンジーのパン君をはじめとした動物とのやりとりで時折見せる優しい柔和な笑顔の虜になった視聴者も多いはず。それこそ、まさに温かい目で見つめる親戚のおじさんのまなざしだ。

 半世紀もの間、途切れることなくお茶の間に笑いを届け、いつでも、出会える身近なスターだった。だからこそ、喪失感に打ちひしがれる人々が多いのであろう。

 高木ブーが前述した追悼番組で「志村は死なないの。ずっと生きている」と語ったように、私たちの心に永遠に生き続けるだろう。そして「変なおじさん」ダンスはきっと、次の世代へと受け継がれるはずだ。「天才!志村どうぶつ園」の園長が嵐の相葉雅紀に受け継がれたように、志村けんのギャグを受け継いでくれる芸人が現れることに期待したい。個人的には、志村と懇意にしていたお笑いコンビ「千鳥」の大悟(40)に、その役割を担ってもらいたい。

(取材・文=松庭直/ライター)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方