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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

希代のコント王を世に出し…加藤茶と志村さんの特別な関係

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「こんなに志村が一生懸命、何十年間やってきたのが、この2時間で終わっちゃうのかと思ったら、もう苦しいって言ってた。あと、本当に志村さんが舞台でコントとかやってくれてるからこそ、ドリフが生き続けてるっていうのもあるし。70歳になって本当に名人の域に達したっていうのは、加トちゃんがすごい言ってて。なのに、こんなに早く志村さんが亡くなったのが、本当に残念でならないっていうのは言ってました」(TBS「サンデー・ジャポン」20年4月5日)

 加藤と志村はドリフの中でも特別な関係性だった。志村が「ボーヤ」時代、1年間ドリフから“家出”をしたことがあった。そんな志村がドリフに戻る際、口利き役になったのが加藤だった。志村はそのまま、加藤の自宅に居候生活をするようになった。ドリフのメンバーの中では年齢も近く話も合ったのだろう。

 荒井注の脱退によって新しいメンバーを入れる際、リーダーのいかりや長介には腹案があった。バンドリーダーでフルバンドを指揮している豊岡豊を入れようとしていたのだ。いかりやと仲が良く、面白い人だったという。

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