テラハ木村花さん死去 フジテレビにのしかかる3つの大問題

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■ネトフリへの補償、ヤラセ問題、遺族からの訴訟

 いずれにせよ番組出演が原因で当事者が自殺してしまうという前例のない事態に、フジテレビは窮地に陥っている。

「『テラハ』は制作に名を連ね配信するNetflixにとっては加入者を増やす打ち出の小づち。一方、制作会社のE社にとって『テラハ』は大事な食いぶちです。補償など今後の展開がクリアにならない限り、打ち切りができない事情がある」(フジ編成関係者)

 実はフジテレビには今回の事態収拾を急ぎたいもうひとつの理由がある。BPOの審議入りを恐れているのだ。

「時間が経つにつれ事件の全貌は見えてくる。BPO入りは確実だ。すでに『99人の壁』も審議入りし、こちらも打ち切りは免れない状態にある」(前出のキー局関係者)

 一方、こんな声もある。

「今さらだが『テラハ』がヤラセ番組だった可能性は非常に高い。木村さんは演出サイドの要望に過剰なまでに応えたのだと思います。警察が誹謗中傷したネット民を調べる過程で演出サイドと木村さんとのやりとりが明らかになってくるはずです。木村さんの遺族は当然、今回の自殺について納得していない。ヤラセ演出の有無や彼女に対するバッシングを見過ごし、何故ことさらにあおるようなことをしたのか? こうしたことを明らかにすべく民事訴訟を起こす可能性が高い」(他局編成マン)

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