嵐の花道は? ライブ配信とFC存続を目論むジャニーズ商法

公開日: 更新日:

 嵐といえば、2018年から19年にわたって開催したデビュー20周年記念ツアーで500億円もの高収益をジャニーズは得たとされる。プロ野球球団の優勝時、東京ディズニーランドの年間売り上げを引き合いに出す専門家もいた。

「コアなファンになると、同じツアーでも何度も違う会場に足を運び、同じアルバムでも、限定版だったりシングルカットされた楽曲まで、すべて買い求めてくれるのですから、凄いのです」(担当記者)

■活動休止後もファンクラブは存続?

 ジャニーズ事務所は20日、公式サイトで、新型コロナの感染拡大を受け、年内に開催が予定されていたアリーナクラスの大型公演を全公演中止。それでも「ジャニーズネットオンライン」での映像配信公演に切り替えるなど、コロナ禍のなか、手をこまねいているわけではないのだ。

「FCは年会費が4000円で、新規入会の場合、入会費1000円が別途入ってくる。嵐を解散ではなく、活動休止としている裏には、活動休止ならばFCを存続させることができ、そこでの収益を見込めるからでしょう。運営費はそうかからないし、たとえ年4回程度の会報程度でもあわよくば100億円規模の収益が入ってくるのです」とさる芸能関係者は言う。

 ジャニーズ流ビジネスはコロナ禍でも実にしたたかである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に